トコトコと歩く、短い足が可愛らしいマンチカン。
じつは足の短いマンチカンは全体の2割ほどで、残りの8割が「中足」と「足長」のどちらかです。
我が家のマンチカンは足長のマンチカンです。
「足が長いのにマンチカンなの?」と聞かれることも多いのですが、雑種ではなくマンチカンとして登録されています。
この記事では我が家の1頭を紹介しながら実体験を交えつつ、マンチカンの特徴をご紹介していきます。
はのりな家の足長マンチカン
ぐり



- 性別
男のコ - 誕生日
2018‘7.20/6歳 - 体重
5.5kg - 体の色
グレー & ホワイト
(ブルーマッカレルタビーアンドホワイト) - 目の色
グリーン & イエロー
(ヘーゼル) - 体型
ふつう体型
(セミフォーリン) - 性格
元気でやんちゃ
人見知りしない
わりとビビり - 特徴
おしゃべり
はのりな家でいちばん声が高い
そうじ機で吸われるのがすき

マンチカンは童話に出てくる妖精さんの名前なんだよ。

オズの魔法使いの小さな妖精「マンチキン」が名前の由来と言われています。
マンチカンの特徴

マンチカンはイギリス原産の猫です。
短い足のマンチカンは全体の2割で、中足〜足長が8割を占めています。
1940年代にイギリスで初めて「足の短い猫」が発見されたのち、1980年代にアメリカで発見された猫がマンチカンの祖先だと言われています。

ぼくの妹は足が短いんだ。

兄妹でも足の長さは違います。
マンチカン/性格 • 毛色の種類 • 体型
性格 | 猫の中でもトップクラスの知能をもつといわれる。 明るく元気で遊び好き。甘えんぼうで社交的。 |
毛種 | 短毛種/長毛種 |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | レッド クリーム ホワイト ブラウン ブルー ブラック カメオ など |
模様 | キャリコ タビー タビー&ホワイトティップド バイカラー など |
体型 | セミフォーリン |
体重 | 短足:3.0〜3.5kg 長足:3.5〜5.0kg |
平均寿命 | 13歳 |
原産国 | イギリス |
公認団体 | TICA |
かかりやすい病気 | 椎間板ヘルニア(短足) |
我が家の場合は男の子なのもあってか、超がつくほど元気いっぱいで人なつっこい性格です。
とても賢く観察力があり、人の行動をよく見て覚えています。
テリトリーには敏感で、新しい家具が増えた際は念入りにチェックする慎重さも見られます。

はじめて会う人でもグイグイ近づいていきます。
好奇心旺盛なので猫にとって危ないものには注意が必要です。
マンチカンは他種とのかけ合わせで生まれた混血種のため、親猫によってさまざまな特徴をもっています。
長毛はふわふわで柔らかい毛並みをしており、短毛は手触りが良くビロードのような光沢があります。
- アメリカンショートヘア
- ロシアンブルー
- アビシニアン
- スコティッシュフォールド
- ノルウェージャンフォレストキャット
- ペルシャ
- ラグドール など
《ダブルコートとシングルコートの見分け方はこちらを参考にしてください。》
やや小さめの細身体型で丸みのある顔をしています。
短めの足と、ずっしりした重みを感じさせる体つきです。
「細過ぎず、がっしりし過ぎず」の体型で、日本で見かける猫の多くはこのタイプ。
我が家のぐりは足長マンチカンの中でも特に足が長めで、体も大きい方です。
筋肉質で、見た目よりもかなり重みがあります。
足長のマンチカンは雑種猫だと思われがちですが、マンチカン同士の親から生まれているため純血種です。
短足同士のマンチカンを交配すると障害をもって生まれるリスクが上がります。
そのため足長マンチカンと短足マンチカンを交配することになっています。
マンチカンは生後約1年半で大人になる

マンチカンは一般的な猫と同様で、生後1年から1年半で成猫になります。
大人になるまでの成長の様子を人間の年齢と当てはめて紹介していきます。
目が完全に見えるようになり、少しずつ歩けるようになってきます。
歯が生えはじめ、離乳食が食べられるようになります。
兄弟猫とじゃれあって遊びはじめるのもこの時期です。
感情がハッキリしはじめ、乳離れの時期です。
トイレのしつけを開始するのがオススメ。
乳歯が生え揃います。
遊びながら社会性を身につけていく時期です。
とにかくよく遊びます。
シャンプーの練習をはじめても良い時期です。
ぐりは生後3か月の頃にペットショップからお迎えしました。
眠っているとき以外はつねに動き回っているほど元気で活発。
予測不能な行動をするのでお留守番の際はケージを利用していました。

せまい場所に入りこんで行方不明になったりするので、居場所を知るために鈴付きの首輪をし、音でわかるようにしていました。

永久歯が生え変わって毛の色が変化します。
顔つきからあどけなさが消え、大人の顔に変わっていきます。
このくらいの時期に去勢手術を行いました。
手術の前後で性格が変わった、と言う話を耳にすることがありますが特に変化は感じませんでした。

このくらいの時期に仔猫用のフードから成猫用フードに切り替えていきます。
マンチカンはほかの猫種にくらべて太りやすいと言われています。
ぐりは表示カロリー通りの量をあげてもポッチャリしやすいため、低カロリーのフードを選んでいます。

ようやく一人前の大人の猫と言えます。
大人になっても遊び好きで甘えんぼうな性格は変わっていません。

マンチカンのなかま|代表的な4種類

マンチカンにはほかの猫種との交配によって誕生した仲間が数種類います。
そのなかでも代表的な4種類の猫をご紹介します。
キンカロー/特徴 • 体型 • 性格

キンカローは、「マンチカン」と「アメリカンカール」を交配することで誕生した猫種です。
「Kinky(ねじれた)」「Lowlegs(短い足)」という2つの言葉が名前の由来です。
《特徴》アメリカンカールゆずりのカールした耳と、マンチカンゆずりの短い足が特徴。
《体型》筋肉質でがっちりした体型。
《性格》社交的で明るく、人なつっこい性格。お手やお座りを覚えるなど賢い。
ミヌエット/特徴 • 体型 • 性格

ミヌエットは「マンチカン」と「ペルシャ」を交配することで誕生した猫種です。
さらにヒマラヤンやエキゾチックショートヘアと掛け合わせることで現在のミヌエットの姿になりました。
《特徴》ペルシャゆずりの豪華な毛並みと低めの鼻、マンチカンゆずりの短い足が特徴。
《体型》丸みのあるコロコロとした体型。
《性格》穏やかでやさしい性格。好奇心旺盛で甘えんぼう。
ラムキン/特徴 • 体型 • 性格

ラムキンは「マンチカン」と「セルカールレックス」を交配させることで誕生した猫種です。
ふわふわした毛と小さな体が羊を連想させるため、「Lambkin(子羊)」と名付けられました。
《特徴》やわらかくクルクルとカールした巻き毛が特徴。
《体型》ほっそりコンパクトな体型。
《性格》穏やかでおっとりした性格。
バンビーノ/特徴 • 体型 • 性格

バンビーノは「マンチカン」と「スフィンクス」を交配させることで誕生した猫種です。
成猫になっても小柄で愛らしい性格から、イタリア語の「バンビーノ(赤ちゃん)」が名前の由来と言われています。
《特徴》無毛に近い。桃のように表面が短く細い毛が生えているピーチスキンが特徴。
《体型》小柄でほっそり、筋肉質な体型。
《性格》明るくやんちゃでフレンドリーな性格。
マンチカンをお迎えする3つの方法

我が家の場合は、ペット用品を購入するために立ち寄ったペットショップでぐりに出会いました。
新しい猫のお迎え予定はなかったのですが、偶然と家族のひとめぼれが重り、うちのコになりました。
いま思えば何かしらの縁があったのだと思います。
マンチカンをお迎えする方法として主に以下の3つの方法があります。
- ブリーダー/キャッテリーからお迎えする。
- ペットショップで探す。
- 保護猫を迎える。
それぞれのお迎え方法についてメリット、デメリットはノルウェージャンフォレストキャットの記事でまとめていますのでこちらを参考にしてください。
まとめ

マンチカンには短足、中足、足長と体型の差はありますが、明るく元気で人なつっこい性格は共通しています。
どのマンチカンをお迎えするか、どのような方法でお迎えするのか。
最後まで家族の一員として大切にお世話をしてもらえる環境であれば、どのようなお迎えの方法でも猫は幸せな一生を過ごしていけます。
この記事が、マンチカンのお迎えを検討されている方の参考になりましたら幸いです!